2012年12月11日火曜日

フスマの向こうに誰かがいる【5】

フスマの向こうに誰かがいる 
フスマの向こうに誰かがいる 【2】
フスマの向こうに誰かがいる【3】
フスマの向こうに誰かがいる【4】
から、お読み下さい。

  ベランダの奥には、棚があり、   その棚に、トレーシング・ペーパーのような質感?のナイロン?が、被せてありました。  

その日は、風の強い日で、風が吹くたびに、その薄いが硬めのナイロンが、   パラパララー、もしくは、シャララララーと音を発していました。 

 正体は、この音しか考えられません。 

 しかし、すぐ側で聞くと「パラパララー」なのに、  
何故、部屋の中で聞くと「ズルッ、ズルルルッ」となるのか?
 
しかも、その棚の位置は、私の寝ている部屋の真横なのに、   部屋から聞くと、隣の部屋からの音に聞こえます。 

私の寝ている部屋とベランダを結ぶ雨戸、サッシ、網戸、障子は閉め切っていたので、
微妙に開いた、もしくは、雨戸サッシ網戸障子のどれかひとつが開いていた 隣の部屋に音が入り、そこから間接的に私が寝ている部屋に入ってきたのでしょうか?

それとも、風があるということは、音が風に流されたのか???    

あれほど「確認」「堪能」したのに、 ベランダからの音とは気がつきませんでした。  

まぁ、人の五感とはこの程度のモノなのでしょうね。            

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