フスマの向こうに誰かがいる
フスマの向こうに誰かがいる 【2】
フスマの向こうに誰かがいる【3】
フスマの向こうに誰かがいる【4】
から、お読み下さい。
ベランダの奥には、棚があり、 その棚に、トレーシング・ペーパーのような質感?のナイロン?が、被せてありました。
その日は、風の強い日で、風が吹くたびに、その薄いが硬めのナイロンが、 パラパララー、もしくは、シャララララーと音を発していました。
正体は、この音しか考えられません。
しかし、すぐ側で聞くと「パラパララー」なのに、
何故、部屋の中で聞くと「ズルッ、ズルルルッ」となるのか?
しかも、その棚の位置は、私の寝ている部屋の真横なのに、 部屋から聞くと、隣の部屋からの音に聞こえます。
私の寝ている部屋とベランダを結ぶ雨戸、サッシ、網戸、障子は閉め切っていたので、
微妙に開いた、もしくは、雨戸サッシ網戸障子のどれかひとつが開いていた 隣の部屋に音が入り、そこから間接的に私が寝ている部屋に入ってきたのでしょうか?
それとも、風があるということは、音が風に流されたのか???
あれほど「確認」「堪能」したのに、 ベランダからの音とは気がつきませんでした。
まぁ、人の五感とはこの程度のモノなのでしょうね。
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