この名前は、お岩さんやお菊さんより、マイナーかもしれません。
しかし、「エクソシスト」に出てきた少女と言えば、年配の人は分かると思います。
インパクト度で言えば、トップにきてもおかしくありません。
「エクソシスト」は、1973年の超大ヒット・アメリカ映画です。
オカルト映画の元祖です。
SFの「スター・ウォーズ」
動物パニックの「ジョーズ」
ファースト・コンタクト物の「未知との遭遇」
モンスター・ホラーの「エイリアン」などと並ぶ、
オカルト映画の元祖であり原点が「エクソシスト」であると思っています。
エクソシストとは、悪魔祓い師、祈祷師といった意味です。
つまり、少女「リーガン・マクニール」に獲り付いた悪魔を払う為に雇われた牧師さんのことなのです。
なので、リーガンも「悪霊」という訳でなく、リーガン自身も被害者なのです。
アメリカでは、この映画上映中に「失神者」が続出し、
公開当時は年齢制限があったと思います。
かわいい少女が、裂けた傷だらけの顔になり、図太い男の声で、わめき散らします。
首だけが180度回転したり、ブリッジ姿勢のまま階段を走り降りてきたりします。
文章にするとギャグに聞こえるかもしれませんが、
そのリアルな映像を見れば、その不気味さが実感できます。
ブリッジ姿勢・階段降り
ビジュアルは「凄い」の一言です。
20年以上前の作品とは思えません。
しかし、ストーリー的に、「悪魔ツキ」というのは日本人にはピンときません。
「きつね」とか「亡霊」のほうが日本人的には、怖さが高いのではないでしょうか。
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