故・伊丹十三が監督したオカルト映画「スウィート・ホーム」に登場した幽霊。
名作という訳でもないし、伊丹作品の中でもマイナーな部類に入ると思います。
しかし、作品終盤に登場する亡霊のインパクトは凄まじいモノがあります。
推定身長3メートル(感覚的には5メートルぐらいに感じる)女性幽霊「間宮夫人」が登場します。
さらに伊丹作品らしく、物語もしっかりしており、過小評価されいる作品だと思います。
「物語」30年前に死んだ画家・間宮一郎の遺作である壁画が残ると言われている間宮邸にテレビ・スタッフが入る。
間宮邸は山奥にあり、大きな西洋屋敷であった。
スタッフは泊りがけで壁画の掃除、撮影を行おうとする。
しかし、女性レポーターが錯乱し、深夜に庭から幼児の死体を掘り起こす。
慌てたテレビ・クルーは撮影を中止し、山を降りようとするが、カメラマン、女性レポーターが未知の力によって惨殺されてしまう。
カメラマンは焼死。レポーターは巨大な斧が倒れてきて頭に刺さる。
そしてプロデューサーの娘・エミが行方不明になる。
女デレクターとプロデューサーは、
村のふもとでガソリン・スタンドを経営する山村老人からこの屋敷で起こった悲惨な事件を聞く。
昔、この屋敷に住んでいた間宮夫婦に待望の子供が誕生。
しかし、赤ちゃんがヨチヨチ歩きを始めたころ、
赤ちゃんが焼却炉の中で遊んでいるのを知らずに間宮夫人は焼却炉に火をつける。
それに気がついた間宮夫人は赤ちゃんを救い出すが、すでに死亡。
間宮夫人も片目を失う。
それ以後、間宮夫人は村から赤ちゃんをさらってきては、
自分の赤ちゃんの友達として、さらった赤ちゃんを焼却炉で焼いていた。
女デレクターとプロデューサーは、山村の力を借りて、エミを救い出そうとする。
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