2008年9月3日水曜日

「本当にあった呪いの話」

1992年 和歌山県熊野で、亡霊出没の噂がたったらしい。
亡霊は「子供」か「老婆」の姿であり(少なくとも小柄だったらしい)、しかし、崖を俊敏に駆け上ったり、車を飛んで避けるなど、人智を超えた能力を持つらしい。
人智を超えた動きだからこそ「亡霊」になったのかもしれないが。
目撃談は後をたたず、遂に「噂がこれ以上大きくならないように」警察が動きだした。
そして、捜査を担当した刑事は、驚くべき真実を見つける。
亡霊の正体は、「夢遊病の老婆」だったのだ。
夢遊病状態の老婆は、常識を超えた動きをするのだった。

「本当にあった呪いの話」の熊野山道の亡霊より


「本当にあった呪いの話」(ハルキ・ホラー文庫)は凄い話が詰まっている。
ほんまかいな?と言いたくなる話ばかりである。しかし、この本、単なる「実話系・怖い話」ではなく、
どちらかというと「ドキュメント」なのだ。
警察がからんでいる話も多い。つまり、事件捜査上で警察が関与した話が多いのである。
(警察は嘘を言わないとは思わないが、超常現象を認めるとはもっと思わない)
ほぼ全ての事件に年、場所が記載されている。
最初の3,40ページは「呪い」に関する知識が記載されているが、
その後は、全て実際に起こった事件を取り扱っている(ようだ)。
「ようだ」と言うのは、あまりにも信じがたい話が多いからだ。でも、逆に言うと相当凄い話ばかりである。
                 

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