2008年9月6日土曜日

幽霊の正体

前回の「人を呼ぶ霊はフェロモンだった???」で、
「なんとなく行った先が、事故現場だった」もしくは「自殺現場」だった。
という現象のトンデモ仮説を書きました。


しかし、中には「何気なく行ったのではなく、誰か呼んでいる人がいた」と言う場合があります。

この「呼んだ人」は誰だったのでしょうか?



話は変わりますが、

高い場所から落ちる夢を見たときに、実際にベッドから落ちていたことはないでしょうか?
もしくは、「立てていた膝」が落ちていたことはないでしょうか?

これは一体どーいうことでしょうか?

実際に「落ちた瞬間」に「落ちた夢」だけを見るのなら、
あまり不思議ではありません。

しかし、実際は、夢の中で、何らかの理由で高い場所へ行ったり、
空を飛んでいたりして、「落ちる為の状況」が整っていて、最終的に落ちます。

これは結構不思議な現象です。

現実でベッドから落ちることを予測して、前もって夢はその状況設定を行っていたのでしょうか?
もしそうなら、ほとんどの人が予言者です。

でも実際はベッドから落ちた瞬間に、「落ちる状況設定を含めた落ちる夢」を一瞬のうちに見ているのだそうです。

各場面の画像とその順序を記述した情報を一度に脳内で処理しているのでしょうか?

まぁ、その時間を遡って落ちた状況を夢を見た(と感じる)ことも不思議ですが、

ここで問題にしたいのは、「今、落ちている」という現実情報を脳が察知して、
「落ちるに至るストーリーを脳が造りだした」ということです。

つまり、外界の情報を、夢の中でつじつまのあうように脚色、もしくは造り出す機能を脳は持っているのです。



仕事で疲れ、帰り道をとぼとぼ歩く人が、ヒト集合フェロモンを察知した。
無意識の中ではそちらへ行きたいと感じる。
しかし、表面的な意識では、寄り道などせず一刻も早く家に帰りついて、
シュワーを浴びて眠りたいと思っている。

この意識を変える為に、無意識が「人がいて、呼んでいる」という錯覚を見せたと言うことは考えらないでしょうか?

「なんとなく、家の方ではないが、あっちへ行きたい気がする」では、理由がないので実際に行きません。
しかし、「人がいて、呼んでいたら」どうでしょうか?

この場合の幽霊は、フェロモンを察知した無意識が意識に実際に行動させる為に錯覚を見せたとは考えられないでしょうか?

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