2008年9月18日木曜日

運転者の肩を叩く幽霊

もう10年ほど前になると思いますが、
「来た!!遂に幽霊と遭遇の時が来た!!」と思った瞬間がありました。

ひとり車で走行中、いきなり後から肩を叩かれました。
「来た!!」と思いました。
車には私しか乗っていない。勿論、後部座席にも誰もいない。
しかし、誰かが私の肩を叩いたのだ。
いきなり後を振り返るということはしませんでした。
もし振り返って、何者かが後部座席に座っていたなら、驚きのあまり事故を起こしてしまうかもしれません。
私は緊張しながら、走行を続け、車を止める場所を探しました。
我慢できなくなってそっと室内バックミラーを覗くと、誰も映りません。
とにかく車を止めるのが先決だ。と思い、路肩に乗り上げました。
とその時、またしても、誰かが私の肩を、ポン!

私は強引にサイド・ブレーキを引くと、後ろを振り返りました。後部座席には誰もいません。
尻を席から浮かせて、体ごと後に向けました。
そして私が見たものは・・・


後部座席の左右の天井に手すりがついているのですが、
運転席側の手すりに「ハンガー」がかけてありました。
スーツで車に乗る時に、私は窮屈なので、上着を脱ぐクセがありました。
そしてそのスーツをかける為に、ハンガーをつっているのです。
いつもは、後部座席の助手席側の手すりにかけているのですが、何故かその時は運転席側にかけてありました。(何故か?とか言いつつ、私しか動かさないのですが)
そのハンガーがちょっと強引にブレーキをかけた時や、障害物に乗り上げた時に、振られ、私の肩に当たっていただけでした。
あまりにも馬鹿馬鹿しい原因でしたが、その時は、緊張が走り抜けました。

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