2008年10月19日日曜日

第二十四話   ミカシズ・シリーズ

次の日から、作戦は実行された。

ミカシズ自身が、噂を流したのだ。
「私たちテレパス練習を再開したの。いざと言う時、失敗できないでしょ」
ミカシズはクラスで言いふらした。


「誰かが、中森が一番あやしいけど、裏で糸を引いている人物がいるのか、それとも敵は悪魔か幽霊か分からないけど、今までの状況からみて、敵は相当気が短いわ」
「そうね。私達が話題になると、すぐに反応してたもの」
「今頃、相当頭にきているはずよ」
「私たちが教室で話題になるぐらいでブチ切れていたんだから、私達がテレビに出るのを乗り気だと分かったら・・・」
「どんでもないことが起こるかも・・・」
「覚悟はできているわ」ミカが言った。


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