2018年8月15日水曜日

のっぺらぼうのオバQ


去年だったか一昨年だったか、もっと前だったか、
墓地の横で車を止めて寝た事があります。
その日時間が遅かったので、翌日の目的地のそばまで行っておいて、
近くで車を止めて寝ようとしたのです。

しかし、車を止める場所がなくて、墓地の横しかスペースがなかったのです。

特に恐怖感はなく、いかに朝まで快適に過ごすかしか考えていませんでした。
そして、心の片隅で、幽霊、で~へんかな~と少し期待していました。


ところで、母は坊主の娘なので、幼少の頃寺で過ごしたのですが、言わば墓に囲まれて過ごしていた訳で、
それを怖いとは思った事がなくて、しかし、今でも、幽霊は怖いらしい。

墓まで行けば怖いが、家の中(寺の中)は、安全地帯らしい。


これは、私が幼少の頃から母に、1000回ぐらい聞かされた恐怖体験です。

母は、幼少の頃(5、6歳?)、一回り近く年長の姉と、姉の同級生の3人で、
寺から墓地へと続く裏庭?山道?で、遊んでいたそうです。

すると、山の斜面から、ガサガサ~、ちょこちょこちょこ~と、何かかが走り下りてきたそうです。
それは1メートルほどの身長で、頭から足元まで、すっぽりと白い布を被った直立歩行する「何か」だったそうです。

3人は、悲鳴を上げて一目散に逃げたそうです。

母の話から推測すると「のっぺらぼうのオバQ」と言える容姿のその幽霊は、
未だに正体が謎のままです。

母はまだ幼かったのですが、母の姉と姉の友達は、今で言うなら中学生高学年か高校生の年齢なので、
そのふたりも腰を抜かしたのですから、本当に謎です。



私の推測
推測1:野生生物が(イノシシなど)が、棄てられていた紙袋などに頭を突っ込み、方向を見失って暴走した(しかし、そのオバQは、直立歩行していたらしい)

推測2:他の兄弟のいたずらだった。(しかし、母は最年少で、年の離れた兄姉しかいないので、1メートルほどしかなかったそのオバQは小さすぎ)




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