この話は、他のHPやBBSでも書いたので知っている人もいると思うのですが、
「エイリアンにまつわる怖い話」です。「不思議な話」かもしれません。
「エイリアン」と言っても「グレイ」とか「UFO」ではありません。
映画「エイリアン」シリーズの「エイリアン」です。
私がまだ20代前半の頃の話です。
今も昔もエイリアン・マニアだった私は、初めて立体化されたMPCのエイリアンのプラモデルを持っていたのですが、それまでは、完成させた後も箱に戻して大切に厳重に保管していました。
しかし、「2」の公開によりエイリアン模型が多数発売され、(当時は「フィギャア」ではなく、プラモデルやガレージ・キットでの立体化が主流でした)模型が増えたことによって、初代MPCエイリアン・ビッグ・チャップは、箱から出され、箪笥の上にある「飾り棚」に置かれることになりました。(と言うか、私が勝手に置いた)
飾り棚にところ狭しと並べられている小物や、姉が結婚して家を出た時においていったヌイグルミなどを、手のひらでギューと端に寄せて、空いた空間にビッグ・チャップを飾りました。ビッグ・チャップはカッコ良く棚に収まり、私は満足でした。
で、数日後、姉から電話がありました。
「あのな~。私が家に(実家に)置いてきた人形あるやろ。あれがな、夢にでてくんねん。
こわい、こわい、ってゆーて泣いてんねん。
何かそっちで変わったコトない?」
姉は実家(つまり私が当時住んでいた家)に置いてきた人形(私はそれをフランス人形だと思っていたが、実は日本製らしい)が夢に出てきて、毎夜泣いて訴えるので、何かの虫の知らせかも知れないと思ったのです。
姉は不思議な夢を連続して見たことで、実家で(母や私に)何かが起こったのではないか?と考えて、実家に電話してきたのです。
その電話に出た母は、特に我々に何も変わったことはなかったので、「ないない」と言って電話を切ったそうです。
しかし、姉はその後も毎夜毎夜、悪夢?にうなされ、とうとう人形救出の為に実家に来ました。そして、人形が飾られている飾り棚を見て、全てを納得したそうです。そこには、以前はなかった恐ろしげなエイリアン・ビッグチャップが幅を利かせていたのです。
これは本当に起こった話です。
ちなみに姉は「霊感」とか「繊細」とかいう言葉とは無縁の人物です。
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