2008年10月19日日曜日

ミカシズ   第三十九話   

ミカは言った。「しない!!ぜーったいに、しない!」

レイカは笑みを浮かべた。
「そう。じゃあ死んでもらうわね」
レイカはそう言うと、リサの横に転がっていた金属バットを拾い上げた。


レイカはリサより更に細身で、腕力に劣る。
ミカは先ほど考えたと同じように、肩で受けて、足でレイカにしがみ付いてやろうと思った。
もし、レイカを足で捕獲できたらな、大声で助けを呼べばいい。 と考えた。

リサが単に操られていただけなら、私の声で意識を取り戻し、助けをよべにいける。
再びレイカがリサを操ることも考えられたが、自分が脱出することに必死になるのではないか?意識を集中できないように、噛み付いてやればいい!!

いける!とミカは思った。
さぁ、こい!


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